京つう

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2008年12月10日

つづれ織りを額装

先日、着物の帯を額に入れてほしいとお客様がいらっしゃいました。


お話しを伺うと、その方が娘さんの時代にお母様に買ってもらった思い出深い物だと言う事でした。

気に入ってよく締めておられたそうですが、最近は着物を着る機会が減り

その帯の出番も少なくなってしまったそうです。


でも、思い出の詰まった帯をタンスに仕舞っておくのは忍び難いという事で

額縁に入れて常に目に付くところに飾ろうと思われ当店にいらっしゃいました。


拝見すると「つづれ織り」の帯で、気に入って頻繁に締めておられたんだなぁと

使い込まれたそれを手にするとすぐに分かりました。


つづれ織りは昔、「一寸一両」と言われた程高価なものでした。

でも、年代を経て古くなったつづれ織りは、裏返せば新品同様の生地が再び蘇えるのです。

だから昔は、お婆さん→お母さん→娘さんと代々大切に使っていたそうです。

しかし、残念ながら現在は着物を着る人も機会も減ってしまい、

代々受け継がれてきた帯や着物がタンスの肥やしになっているっておっしゃる方が多いようですが

帯や着物として使わなくても、額縁に入れて飾ればまたそれは新しく生まれ変わると思います。


つづれ織りを額装

この帯もまた、形を変え今の時代を新しく生きて行くのですね。

いい仕事をさせて頂きました。(この帯は裏面がきれいでしたので裏返して額装しました。)

気に入って頂けたかなぁ・・・?

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Posted by さいゆう at 10:13 │額縁