袱紗(ふくさ)衝立

さいゆう

2011年06月16日 16:09


押入れに仕舞い込んでいた古い袱紗(ふくさ)を部屋に飾りたいとお持ちになりました。

当初は額縁に入れて壁面に掛けるお考えだったようですが
その袱紗は表面も裏面も綺麗な綴れ織りで裏面を隠してしまうのはもったいないので
ご相談の上、両面が見えるよう衝立にさせていただく事になりました。


















袱紗の大きさは2尺(約60センチ)、四隅に付いている房(ふさ)も見えるようにとのご要望でしたので
少し大きめの額縁になりましたが、大きなお宅でしたので大きさは全く問題なく置いて頂けました。

    

















お客様のお宅へお届けしたところ大変喜んでいただき、帰り際にまた同じような袱紗をお預かりし
これも同様に額装させて頂き後日お届けしました。

衝立の形は硯屏(けんびょう)のように脚部が回転するようにしました。

「硯屏」とは、昔の文人などが使っていた、硯の前に置く小さな衝立の事で風や塵を防ぐ役割があるものです。


押入れに眠っている思い出の品を額縁に入れて飾ってみてはいかがですか?

彩遊ではそんな思いをお手伝いいたします。
お気軽にご相談下さい。

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